年金制度はどうなる?


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昨日「個人年金」について

夫婦で加入している件を紹介しましたが

そもそも

年金制度が不安だから

みんな個人年金に頼るんだよね。

ちょっと「年金制度の何が不安にさせるのか」

整理してみると、

年金積立額>年金の支給額

これに尽きるよね・・・。

働き盛り世代の減少(少子化)と

年金受け取り対象層の増加(高齢化社会)

この流れは、10年や20年では絶対変わらないよね。

今解決できる制度を国が施策を施しても

成果が出だすのは数十年後だよねー

まあ、現状何もよい案は出ないでしょうが・・・。

そうなると、手段は2つしかないのです。

積立額を増やす。

or

支給額を減らす。

ですね。

巷のニュースや、ワイドショウで討論されている

20年後の年金制度をまとめると・・・

①積立額を増やす方法

いきなり若年層は増えないので

65歳まで年金積み立てをしていただく

②支給額を減らす方法

支給開始を65歳からにする。

これなら制度は維持できるそうです。

気分的に損した気持ちになってしまいますが

冷静になって

ちょっと計算してみます。

●条件設定

①年金積み立て(加入)期間:

25歳から65歳まで40年間

②年金を受取期間:

65歳から80歳まで15年間
③年金の種類

25歳~65歳まで40年間は厚生年金

の積み立てるとする。

④年収設定

・25歳~60歳までの平均年収は

平均年齢(42.5歳)の年収とし、

700万とする。

・60歳~65歳までの平均年収は

20万/月の契約社員として

240万とする。

【計算結果】

○年金生涯積立額

厚生年金保険料率表から積立率16%とすると、

60歳まで

700万×35年×0.16=3920万円

60歳~65歳まで

240万×5年×0.16=192万円

合計=4112万円

おーこんなに支払っているのかーー

でも、半分は会社が負担しているので

私個人としてはその半分

4112万÷2=2056万円!ですね。

○年金受取額

日本年金機構の早見表から

60歳まで

平均月収50万で加入期間35年だと

158万円/年

60歳~65歳までは

平均月収20万で5年間加入なので

7万円/年

となります。

ここまでで、合計

165万円/年ですね。

さらに、厚生年金加入者は

同時に国民年金にも加入していることになるので

77万円×40年×12ヶ月(加入期間)/480=77万/年

となり

合計で165万+77万=242万円/年

となりました。

うーん 月に20万円程度ですね。

さーてさて、15年間では

242万円×15年=3630万・・・・結構取り返せるのね!!

いろいろ言われてるけど

80歳くらいまで長生きすれば

かなり割のよい年金ですね。

ただし・・・・

先ほどもコメントしたが

会社が半分負担しているからお得感ありますが

全積立額としたら500万くらい赤字ですよー

文句言わずに会社員してた方がメリットありそうです。

やはり、自営業不動産投資家より

サラリーマン不動産投資家が一番かな?

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