確定申告でサラリーマンの人生は豊かになる


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世の中には、多くのサラリーマンが

存在し、日夜会社のため家族のために

働き、給与を会社から得て、

がっつり税金を引き去られています。

開業医や、士業事務所経営者

店舗経営者等の

いわゆる自営業者と比べると

手に入れる収入に対する

収める税比率はかなり高いでしょう。

ただし、税制としてはどの職業も

平等に年収に応じて課せられるわけですから

不平等は基本的にありません。

では、なぜ、サラリーマンだけは

収入に対する税負担比率が高くなるのか?

それは、「確定申告」しないからなんです。

わが国日本のサラリーマンには

「自分で国に税金を申告して納める」という

概念はありません。理由は、毎月の給与から

所得税が決められた日の決められた時間に

自動で引き落とされ、

会社が年末調整で清算処理までしっかり

行ってくれるからです!

便利で楽ですねー、でもね、

サラリーマンってお得!

って、思っちゃいけませんよ!

本来、どこの国でも、年間の所得を

自分で申告して、自分で税金を納めるものです。

この年末調整システムは

国が各企業に義務付けているのですが

これって、忙しいサラリーマンのためを

思ってやってる施策ではありませんよ!

税金の申告を個人に任せていては

多くの方は税金を納めないでしょう。

だから、国が税の取りはぐれが無いように

確実にサラリーマンからは税金を徴収する

システムなのです。

ある例として、NHKの料金は

基本的に自己申告です。なんだかんだ言いながら

NHK見てるのに、みんな支払いません。

会長が変なこと言ったからNHKきらいだから

払わんとか、テレビはあるが、アンテナは無いとか

テレビはあるけど、NHKは絶対に見ない!とかね。

非常事態には国の情報を中立に一斉に報じる

(事になっている)

大事なインフラなんですけどね。

さて、話はそれましたが、

サラリーマンも自営業者もその他の職業も

等しく税法はあるのに

サラリーマンだけが、収入に対する支払う税額の比率が高いのか?

やはり、確定申告しないからなのでしょうね。

自分で税金を支払っている感覚が無いからなのでしょうね。

わが国のサラリーマンの意識は、

税金は何も考えず支払うべきもの。

「自分の収入=手取り収入」だと

思い込んでいます。

↓確定申告A票です。
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それは、会社が毎月給与から税金分を引き去って

その残りを「手取り収入」なんてすばらしい

ごまかしの言葉でサラリーマンを

長きに渡ってマインドコントロールしているからなのです。

もっと言うと、

「一生懸命働いた対価=自分の収入=手取り収入」

だと、思ってしまっているのです。

でも、違いますよね。

「一生懸命働いた対価=自分の収入

=給与所得」

なのです。

自分の収入は紛れも無く、「給与所得」

なのです。

引き去られている税金も含めて、

自分が働いて、会社からいただいている対価なのです。

これに気づいていないのは

サラリーマンという種族だけなのです。

自営業者は知っています。

税金を支払う前のすべての稼いだお金が

自分の労働の対価であることを!

私は、サラリーマンが税金を払うことが

悪いといっているわけではありませんよ。

収入に対する税額の割合が高いのは

おかしいといっているのです。

自営業者が、払うべき税金を払っていないのか?

サラリーマンが、本来払わなくても良い分まで払っているからか?

それは、分かりませんが、

サラリーマンさんも、しっかり自分の支払っている税金も含めて

自分の汗水たらして働いた労働の対価であると

認識しましょうね。

さて、話がそれましたが、

自営業者等のサラリーマン業以外の方がなぜ、

税金を合法的に支払う額を低くすることができるのか?

それは、確定申告しているからです。

ちなみに、サラリーマンの場合は

総給与収入が2000万円を

超える方に義務付けられています。

もっと言うと、サラリーマンでも

会社からいただく給料以外に

20万円を超えるその他の収入が

ある場合は、確定申告をしなければなりません。

たとえば、

競馬で、年間20万円以上の副収入や

FXで、年間20万円以上の副収入

何か企業にお客さんを紹介して謝礼として20万円以上を

副収入でいただいた場合、

すべて、サラリーマンが、確定申告しなければなりません。

年収が300万のサラリーマンでも

年収が1500万のサラリーマンでもです。

結構、確定申告せずにいる方は要注意ですよ。

数年後、がっつり、マルサがくるかもです!

小額でも、しっかり確定申告しましょうね。

と、またまた、話がそれましたが、

それが私のブログの特徴です。

話を戻します!

年収2000万円以内で副収入が20万円以内の

サラリーマンは確定申告することなく

給与天引きで

しっかり税金を納めていらっしゃるのです。

なぜ自営業者産は自分で確定申告することで

サラリーマンより

支払う税金を減らせるのでしょうか?

それは、もうお分かりですね

課税所得を小さくすることができるからです

課税所得を小さくするとは、

合法的に

認められる項目については

経費として、総収入から

控除することができるのです。

要は、課税されるべき所得を減額することができるのです。

さて、サラリーマンのほとんどの方は

確定申告はしません。

だから、サラリーマン業を営む上で

せっかく経費として計上できる項目も

計上することなく課税所得は高いまま

税額を年末調整だけで決めているのです。

なんともったいないことでしょうね。

ここで、サラリーマンでも経費として

控除対象になる項目を紹介しましょう。

サラリーマンが給与収入から控除することができる

支出いわゆる経費として認められる

支出のことを「特定支出」といいます。

サラリーマンが確定申告できる

特定支出を紹介しましょう。

〇引越し費用
引越しに掛かる費用で個人で支出した分は

サラリーマン収入から控除することができます。

知ってました?転勤が多くて自腹で引越ししている方

確定申告しましょう。

〇通勤費用
自己負担分の通勤費用はサラリーマン収入から

控除できるのです。通勤費用も会社に請求できない自腹支出分は

取り返せます。確定申告しましょう。

〇単身赴任者の帰宅費用
単身赴任者が、配偶者の住む自宅へ規制する費用も

控除対象です。この場合は、会社が負担してくれる

事が多いですね。ただし、

条件によりけりですが、月4回帰省した場合

会社がつき2回分しか費用を負担してくれなければ

残り2回分の帰省費は確定申告で

取り返せます。ただし、嘘の申告はだめよ。

航空機のチケット控えや、道程を記した旅費明細は

作成保管する必要はあるでしょう。

〇資格取得に必要な費用
これは、かなり有効ですよ。

自動車免許、英語検定、簿記だけではなく

弁護士、公認会計士、医師等の国家資格取得に必要な

自己啓発に掛かった費用は全て確定申告で

税金控除対象です。また、この控除対象は

拡大解釈すると、

会社から補助を頂かずに資格試験を

受けた費用はジャンルを問わず

控除対象なのです!

法律にのっとって、絶対確定申告すべき!

〇業務に関する図書の購入に掛かる費用
これは、分かりますよね。

この項目の控除はとても大きいと思います。

ジャンルは本業に縛られるものの、

自己啓発のために購入した図書が経費に出来るのです。

な、ん、と新聞や雑誌の購入代も

確定申告で課税所得から控除できます。

年間にすると、かなりの額ですよ。

新聞だけで4万くらいじゃないかな?

〇衣類の購入費
会社に着ていく制服や事務服はもちろん

なんと、スーツの購入費も経費に出来ます。

スーツ代なんて普通会社は費用を負担してくれません。

年間に5万のスーツ2着なら、10万円

課税所得から控除できます。

購入した領収証は残しておきましょうね。

確定申告しなければただの10万の支出ですが、

確定申告すれば、10万円の支出の内2割から

3割は取り返せますよ!

それに、この衣類の控除がすごすぎる点は

もし、本業が、衣類関係の販売会社であったり

モデル業であったり、衣類を多く扱う業態だったら

どうなると思います?

基本的に経費にしたい放題になってしまいますね。
(もちろん、無駄に購入する必要はありませんが・・・)

〇交際費の控除
皆さんお待ちかねの控除対象最有力候補

「交際費」です。

基本的に、本業の交際費は

会社が負担してくれる場合が

多いですよね。

でも、実際にはお客さんのために自腹を切っている

営業マンさんで、会社には申請できないような

領収証をいっぱい溜め込んでいませんか?

その交際費が、本当に業務に繋がっていると

自負しているのであれば、

接待による飲食費、取引先へのお歳暮、接待ゴルフ

接待客に渡すタクシーチケットやお土産代etc・・・

自腹負担分は全て確定申告しましょう!

領収証と、支出目的、相手先を

しっかり記録しておけば大丈夫です。

どうです?サラリーマン諸君

確定申告したくなりませんか?

年収500万くらいのサラリーマンでも

年間に90万程度の所得税、住民税を支払っています。

そうなのです。確定申告で必要経費を

申請し、課税所得を減らすことで

還付を受けることができるのは、

所得税だけではありません。住民税からも還付があるのです。

年収500万のサラリーマンさんは

いままで、なにも、文句を言わずに

年間90万円の所得税、住民税を支払い続けているのです。

10年だと900万

30年だと2700万

40年勤め上げれば3600万円

昇給を考えたら・・・大体5000万円くらいは

税金を納めることになるのです。

若いころから

毎年、こつこつと

確定申告して必要経費により課税所得を

適正な額にすることで

この5000万円の支出はゼロは無理でも

半分くらいには減らせたかもしれないのです。

何度もいいますが、不動産や太陽光などの

投資物件を購入するまでも無く

確定申告による恩恵を受けることが出来るのです!

さ、ら、に

数年前から始まった「ふるさと納税」

最近では確定申告しなくても

良いルールも出来ましたが、

ふるさと納税を機会に

法律で認められるいろんな支出を

申請して課税所得を減らすべきです!

投資しなくても、今までどおり

サラリーマンを続けながらでも

確定申告するだけで、人生は十分豊かになるのです。

確定申告は、何も投資をしていない

サラリーマンなら自分で1日あれば出来ます。

税理士に1回6000円程度で頼むことも可能です。

確定申告を2月くらいにまとめて申告したら

2ヵ月後くらいに「還付のお知らせ」

が税務署から届いて、10万~20万

場合によっては月給分くらいの還付があるかもです。

みなさん、ぜひ試算してみましょうね。

ちなみに、その支出が嘘でないなら

領収証がなくても、チケットやその他の証明できるもので

代用して申請できますよ。

ただのサラリーマンでさえ、確定申告で

人生が豊になることを

今回は一つの提案として紹介しましたが、

実は、ちょっと、あと一歩行動範囲を

広げるだけで、人生が豊かになる

どころか、「生まれ変わる」

ほどの衝撃てきなメリットを

確定申告で得ることが出来る

ことをご説明しましょう。

次回予告
(まあ、いつもながら、次回か1年後かは保証しません(笑))

「人生を変えるなら、投資家になって確定申告しろ!」

です。

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