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須田忠雄著者の「アパート経営はするな!」
を読みました。
まず読み終わった感想としては、とてもためになる本でした。
内容に共感してそう思ったわけではなく、
アパート経営のリスクを改めて理解しながら
この業界で生きていかなければならないと
自分を鼓舞できる著書だったからです。
書かれている内容は、
・『賃貸目的の不動産投資はしてはいけない』
とのことです。すなわちアパート経営は絶対してはいけない!
そうおっしゃっています。
理由としては、
①今後ますます地価が下がるから
②これからの賃貸経営はさらに難しくなるから
③最近流行の一括借り上げシステムは、家賃を保証しないから失敗する
上述の3つの理由で今後のアパート経営は失敗すると断言しています。
◎地価が下がる理由は、震災の影響だそうです。
・高層マンションの需要が低下する。
・津波が怖い沿岸部の賃貸は需要が低下する
◎これからの賃貸経営が難しくなる理由
・ハウスメーカーの参入により素人経営者は儲からなくなるらしい
・少子高齢化で今後アパートは供給過多で
空室が多くなり経営は失敗するらしい
◎一括借り上げは失敗する理由
・家賃は保証してくれないから、利回りは保証されない為失敗する
うーーーん
あたりまえじゃん~
そんなのわかってるよーー
なんて思いながら読み終えました。
しかし、私の考えとまったく同じなので
自分が間違っていなかったと改めて感じるに至りました。
長男で出身が岐阜県のわたくしと
長女で出身が静岡県の妻
たまたま福岡の支店に東京から赴任しただけで
縁はあっても、ゆかりがない地(福岡)になぜアパートを立て続けに建設したのか!
大震災後なので、地震がほとんどない、地震が発生しても
100年に数回震度6程度の地震しか来ない
福岡がもっとも自然リスクが小さいと判断したからです。
太平洋側は常に地震のたびに津波の心配をしなければいけません。
日本の地震以外にも、チリ地震やスマトラ地震等でも津波が起こる可能性があります。
太平洋側の沿岸部は私も絶対アパートを建てません!
また、東海・近畿大地震や新潟地震等近いうち(30年以内)に発生すると言われている
本州を人生をかけて挑戦するアパート経営を行う地域に選択する必要はありません。
ハウスメーカーが確かに参入してきています。旭◎成とか◎ハウスとか・・・・
しかし、現在の日本のアパート構造、デザインは最終段階的に成熟してきていると
いわれていますし、私もそう思います。
地域のディベロッパーもなかなかのアパートを建設してくれます。
だからこそ、最新の成熟した設備、デザインをゲットするために
新築にこだわっているのです!!
さらに、少子高齢化については、アパート経営者なら、そんなのまず最初に考えますよね。
政令指定都市で、人口が5年以上増え続けている場所(福岡市内)に限定して投資しています。
九州なら、たとえ熊本市内や長崎市内でも私なら建設しません。
出身地の岐阜であっても、岐阜県内には絶対建設しません。
絶対、名古屋市内の人口上昇地区を探して建設します。
一括借り上げについては、間違いなく数年後にはシステムが崩壊するでしょうね。
絶対私はやりません!
なんと、わたしの従来からの理論とまったく一致するのです。
でも、著者の須田さんは、「だから賃貸経営は失敗する」と断言しています。
しかし、
わたしは、「だから賃貸経営はしっかりリスクをわかっていれば
成功する」と言いたいです。
そしてポリシーをもって自分のスタンスを維持しようと
改めて思いました。
なかなかよい文献を読みました。
注意)本州のアパート経営はだめといっている
わけではありませんよ!
太平洋沿岸部から10キロ以上離れている地域!!
われがわたしのアパート経営方針です。
まあ、わたしは長男ですので、いづれは中部地方の親元に戻るでしょうから
そのときまでに本州の地域についてもしっかり勉強しておこうと思っております。
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