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「九州電力が30万Kwhの巨大蓄電池の導入検討!」
なんていう見出しで大ニュースが出てました。
これは、すごいことですよ。
九電ショックで下ブレようとしていた「太陽光発電事業」
にとっては、超フォローです。
安心安全、低コスト、壊れにくい「太陽光発電」ですが、
唯一の弱点である「夜発電できない」「雨の日は発電できない」
という安定性を補ってくれます。
先日「ポスト太陽光発電事業」なんて投稿しましたが、
いやいや、まだまだいけるんじゃないの?
ニュースによると、場所は、福岡県の豊前発電所内で、
今年度中に出力5万キロワット、容量約30万キロワットhの世界最大級
の大型蓄電池を国の補助金で建設するとの事です。
蓄電池を管内の送電網に接続し、
太陽光発電の受け入れ拡大に繋げる計画らしい。
出力が5万kwで容量が30万kWhという事は、
30÷5=6hですので
5万キロワットを6時間出力し続けることが出来ます。
ちょっと調べてみました。
九州管内の昨年8月の電力供給能力と電力需要実績は
供給能力:1722万kw
需要:1671万kw
だそうです。おいおい51万kwしか余裕無いですね。
パンク寸前ジャン。
電力予備率はわずか3%しかありません。
だから、節約が叫ばれていたんですね。
まあ、蓄電池により
5万kW増えたところで、0.3%しか呼び電力は増えませんが、
九州管内の全ての発電所(9箇所)に巨大蓄電池を備えれば、
最大で45万kWの予備電力となります。
尚且つ6時間維持できます。
ですが、既存予備電力とあわせても、予備電力6%程度にしかなりません。
安心を得るためには、10%は予備電力が欲しいですよね。
そうなると、1671万kw×0.1=170万kw
ざっと、20台程度は蓄電池が必要となります。
各発電所に2台づつ設置が必要ですね。
20台の蓄電池だと、20×5万kW=100万kWの
新たな太陽光需要を生みますね。
現在九電管轄の接続済み発電量は約400万kWなので、
まだ、25%も追加設置できます。
1機だけなんてこと言わずに
ぜひ、蓄電池設置を20台くらい進めていただきたいです。
しかし、設備導入費が、1機200億円らしいので
4000億円必要ですね・・。
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